2023年大きなお世話通信  残暑お見舞い特別号

いっぱいカットしてもらったよ♪

発行人:金井美穂

ごあいさつ

平素は格別のご厚情を賜り、ありがたく御礼を申し上げます
皆様におかれましては、ますますご健勝のことと存じます。

障がい者GH「アミティエ」は皆様から有形無形の援助をいただき、17年目を迎える事が出来ました。
現在の入居者様は11名。
念願だった市営住宅の最後の一部屋を借りれることになり、Sシリーズも完結に向かっています。
また新たに新古物件を検討中です。
こちらはSシリーズとは違った名前になるかと思いますのでご期待ください。
そしてただ今、女性1名男性1名の空きがあります。
これを機会に是非体験してみてください。
現在は、ご飯は全て弁当、ヘルパー導入のアパート形式、日中支援付きなど、
グループホームの形も様々に変わってきています。
そんな中、アミティエでは、常時手作り食、賑やかな食卓、旅行、外食、常に常勤配置と、型破りな昔型式を継続しているわけですが、
これは理念にあります。ホッとする空間作り、家庭的なグループホームを継続するためです。
勿論、いつか、ここを離れて皆さんが自立していく姿を想像しながら、、、
人とあまり関わりたくないという利用者さんが、ある時、ふと私に言いました。
でもね、ウサギのような目をしていたら話しかけてね!と。
本当はみんな寂しいんだろうなと感じた一言でした。
スタッフとの相性も利用者さんにとっては大切なことです。
勇気を出して言ってくれた嫌だ!と言葉があれば、私達は受け入れていきたいと考えています。

今後もご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

最近の様子・・・あれこれ・・・

2021~2022年にかけ、正規職員を二人雇用しました。
代表も私ももう爺さん婆さんですから、若いもんに今のうちに引き継いでいかなきゃぁいかんなぁ。

なぁ、爺さんや、、、ああ、あたしゃ姉さんだがな、んだんだ
しかし、その間にも色々ありました。引退はどうやらもう少し先になりそうです。

コロナ自粛生活から、集団クラスター。面会や帰省の自制、
ワクチン接種、など、大変な苦労を乗り越えてきた仲間達、
それでも松茸山荘や豪華おせち、丑の日など出来る範囲での行事を計画して参りました。

そして、現在、、、、、、
個々の外出の規制は外しましたがやはり自主的にマスク使用して外出しています。
でも、やっぱり旅行、、、行きたいよね。
バイキング、遊園地、と夢を語る皆さん。そんなわけで、まずGWに日帰り旅行を計画しました。
車3台での行き先は伊香保。4年ぶりに県外へ出発です。
有名な大澤屋の水沢うどんを食べて、おもちゃと人形博物館で遊んだ後、
夕飯はお決まりの華龍飯店での全員での夕食。
久しぶりの人混みの中、それぞれがそれぞれの楽しみ方で、
何とか小旅行も成功に終わり、ホッとしました。

そして6月にはこれまた4年ぶりのBBQ開催。
こちらはまさかの現役県議員さん、衆議院さんも特別参加で、
30名ほどで焼肉、焼きそば、流しそーめんと大盛り上がりでした。

また、毎年受け入れを行なっている長大生のボランティア。
こちらは、今年度から、授業のポイントに加算されるそうで!
まさかの10人以上の応募があり、例年ですと社協さんを通すのですが
今年度は大学から直接の依頼ということで迷いましたが、
一日最大二人までならという事で、受け入れてみたのです。
が、皆さんまさかのピカピカの一年生、、、、
どうしてここを選んだんですか?と聞くと、近かったから、他になかったから、、、
将来は社会福祉士、ケースワーカー、行政書士などそれぞれ夢はある様ですが。
残念ながら、教える余裕がない日常生活の中だったので私達にも反省する部分は大きかったのです。
ただ判子がほしいだけで時間を潰されてしまう事も多々あり、
次年度からは2年生以上で、本当に障がい福祉に興味のある方のみ。
そして最低限挨拶だけは出来るように学校で教えてもらってから、こちらで面接して
慎重に受け入れをしようという事になりました。(それほどまでにZ世代は手強かった)

また、上田わっしょいや祇園祭や花火大会や花市は
行きたい方だけが、マスクをして早めの帰宅のお約束をしての個々の外出でしたが、
それ以外でも土日は映画やショッピングなどそれなりに余暇を楽しんでいる様です。

一番楽しみにしていた川辺町の神輿ですが、今年は4年ぶりにハートフル祭はありましたが
神輿は子供神輿だけとなりました。それでも神輿会での準備に片付けでへとへとになりましたが
すれ違うお客さんに来年は大人神輿待ってるよ〜!と声をかけていただき、神輿会の先輩方も
来年は出すからなと気合い充分。
利用者さんのためにと代表が入った神輿会ですが、本番は必ず私も頭数に入っているのが不思議(笑)
私は、石ちゃん(代表の神輿会での呼び名)の替わりに呑む担当だそうです。
後は担ぎ手さん、大募集です。

写真・・・あれこれ・・・

有名な大澤屋本店の水沢うどんをいただきました
まいう~♪

スパイダーマンが出迎えてくれたおもちゃ博物館♪

4年ぶりのBBQです♪

おまけ・・・アミティエ畑は今年も賑やかです♪

ハートフルどんとこい祭り4年ぶりの開催!!!!!!!!!!!

お久しぶりの医療・・・あれこれ・・・

一人目のコロナ感染者が出た時、私たちは冷静にマニュアルに沿って行動しました。
しかし、ここで最初の壁にあたります。病院の窓口になるはずの
保健所がまさかの塩対応!自分で病院を探してください。
インターネットに情報が載ってます。。。。。?????
そんなこんなしている間に、二人目、三人目と、増えていきます。
何人かは病院を探して、お連れして検査。
どうしても行けない方は、キット持ち込みOKの病院へ。
5人6人目になると、キット持ち込みも断られてしまい
また探して、電話をかけまくり、やっと見つけたのが訪問検査。
そんな中、持病をお持ちの方だけがお一人だけ入院からの隔離ホテルへの手配が
出来ましたが、その他の方も含め軽症、無症状の方ばかりだったのです。
でも、都内では無症状でもホテルなどの提供があると聞いていました。
そこで、保健所に問い合わせましたが、他所は他所、上田は上田!
ここでまさかの保健所からの、提案?陽性者なら一部屋に二人まで
同室可能なので!って返答。しかし、何度も言いますがここはグループホーム。
各部屋はその方の家と同じ、その方だけの空間。相部屋には出来ません。
結局、アミティエ完全閉鎖を余儀なくされました。
そのために新たに冷蔵庫3つ、レンジ3つの補充。
食事は3食全て、感染予防のため弁当に変更。
その間、保健所からは、皆で使うようにと、体温計と酸素濃度検査器が
2つずつレターパックで送られてきて、皆で使いまわして
朝夕と、検温と酸素濃度の結果を毎日ファックスしろとの事。
違う!今必要なのは体温計じゃない!この間にかかった費用で赤字になった事で
グループホームが機能しなくなっている。
結局、そんなことをしているんだから陽性が陰性になってまた陽性になるのも
不思議ではない事です。感染者がゼロになるまでに1ヶ月以上が必要でした。

1ヶ月間、そんなことをしてるうちに
何か違う。これは全くコロナ対策が機能していない証拠じゃないか?と
思うようになりました。
勿論、スタッフの安全の保障もしなければいけない。
自分自身も、病院に付き添いをした日に、抗原検査キットで陽性に
なってしまい、39度の熱。慌てて次の日に自力で病院に行きPCR検査すると
まさかの陰性で、すぐ仕事に戻れと。熱があるのに仕事に戻れというのも何だと思うが、、、
やっと落ち着いて、一安心にしてからの
コロナクラスターから数ヶ月、、、、、、、、
実際は何の解決の目処も経たないまま、いつの間にかコロナ対策は緩く緩く変化していき
保健所への連絡も必要なくなりました。自粛規制が解かれ、マスクを使わない人々で
市内はどこも賑わっています。

そして症状が出ないうちは抗原キットもグループホームでは滅多に使わないように
なりました。ワクチン接種は利用者さんは多い方でオミクロン対応含め
6回目のワクチン接種が終わり、若い方もオミクロン対応が4回目で終わり
職員、スタッフも全員がオミクロン対応ワクチン接種は終了。(これから職員は実費?)

そんな今年の夏、、、、
新たに一人の感染者が出ました。感染経路不明でしたが、暴れることを想定して3人のスタッフ
で、病院に向かい、その間に他のスタッフに隔離部屋を用意していただいておきました。
病院から帰る頃には誰にも接触せず隔離部屋に引っ越し、すぐに完全隔離。
ご本人もコロナの薬が効いたのか2日目で熱が下がり陰性に。
じっとしていることが出来ない利用者さんにとって軽症の隔離はしんどいものがあります。
何度、空調整備しても、鍵を閉めても、本体に侵入しようとしたり、空調を止め、熱中症になりそうな
部屋で一日中洗濯をしています。3食、ご本人の歯の事情により全て、刻み食、お粥、おじやなど
手作りで、運び、完全防備で中に入る職員は私だけと決め、食事、掃除、体調管理と
対応していましたが。
わかってはいた事だけど、どうしても約束が守れない。お菓子やジュース、バナナなどの
好物も差し入れ,、空調は入れても入れても切ってしまうのに水分をとってくれない。
刻み食を食べてくれない。
そこで温度設定をしてリモコンを隠して、寒かった時様に、毛布と布団を新たに用意。
ずっと一人は寂しいだろうから、食事の間は傍で話をしながら頑張って食事をしていただく。
思えば本体と隔離部屋を何度行き来しただろう?その度、全身消毒して。
クラスターの時より、何だか大変だなぁと感じながら、それでも新しいマニュアルに沿って行動。
しかしながら、やっぱり何かが違う。
発表されている上田市内の感染者数は、あくまで病院からの報告者数。
本当の数字はその3倍と考えるのが妥当でしょう。
しかも、病院によっては症状があって陽性であっても
コロナの薬が処方されないところもあるそうです。

そして、負担額。初診料、検査料、処方料、薬代。
一体どうなってるの?というか、どこならすぐに診てくれるんですか?
思い返せば、既に本当は頭ではわかっていたことかもしれない。
インフルエンザもノロウィルスも、、、、
今までだって全部自分達だけで乗り越えてきた。
つまり、そういうことなのか?と、変な納得感でまた希望が絶望に変わりました。
うちは大きな施設ではないので、看護師はいません。
ですから、通院の付き添いも、投薬管理も、病人の看病も
全てスタッフが行なっています。

だからこそ、一人でも多くの方に知って欲しい。
グループホームって何でも出来る人がアパートで一人暮らししてるような
イメージあるけど、そうじゃなくて、コロナとかって聞いたら逆にヘルパーさん来なくなっちゃう。
こんな家庭的なとこもあるんだねって頭の隅に入れておいて欲しいと常々思う今日この頃でした。

おまけおまけの鶴ちゃんの一言(鶴ちゃんは一応代表理事です)

地元川辺町のお祭りが4年振りに開催されました。暑い日でしたが、会場には大勢の人が集まり、
食べ物や催し物の屋台も賑やかで、お祭りの雰囲気を久しぶりに味わうことが出来ました。
アミティエからもほとんどの人が参加し、客席のど真ん中に揃って座ってステージの余興を
楽しんだり、屋台で食べたり飲んだりで祭りを満喫したようです。
地元の祭りを、皆で楽しむこと。当たり前の様で、実はそのきっかけを作ることから始まって
支援者側の意図的な関りが必要不可欠なのだと思います。
会場内には、地域で暮らしている障がい者が幾人か来ていましたが、大体が一人ぼっちで知り合いも
無くぽつんとしている感じでした。一方、
アミティエの人達は、顔見知りの人も多いので会場内で話したり、自由に行き来していた印象です。
地域の中で暮らすということは、地域の人達と交流することが大きな要素です。
障がいの特性で人と関わることが苦手な人が増えているのかもしれませんが、
それでもどんな人でも生きていくためには、必ずどこかで人からの援助や支援が必要です。
自立とは人と関わる力をつける事ではないでしょうか。
必ずしも自分から積極的にという意味ではなく、受け身であっても人を受け入れることさえ出来れば、自分の可能性は自ずと広がっていくのだと思います。
アミティエは今時珍しい部類に入ってしまった「おせっかいなやり方のGH」なのかも知れません。
それでもGHという特殊な環境に身を置くことになった人たちの、時折見せる寂しそうな目を見逃さず
責任をもって寄添っていくこと、それが自分たちの立場だと思います。お祭りの中にいる楽しそうな
皆んなの姿を眺めながら、そんなことを考えていました。

(鶴)

編集後記

 最近の私の密かな楽しみは、夜一人でレイトショーで
好きな映画を公開初日に観ることです。
好きな俳優は キアヌリーブス・トムハンクス・ヒースレジャーなどなど。
残念ながらヒースレジャーはもう新しい作品を観ることは
出来ませんが、中でもキャンディは彼の作品の中で一番好きです。
そしてキアヌリーブスといえば「マトリックス」 2022年に新作が公開された時はテンション上がりました。
2023年、9月にはジョンウィッグがまたまた公開。

他にもmarvel映画やトランスフォーマシリーズ、 スピルバーグの作品なども、喜んで観に行きます。
それほど、映画好きって事ですね。 周りにあまり人がいないレイトショーで、ど真ん中の席を陣取り 二時間程度、現実から離れて映画の世界に入る。 至福のひと時です。
そういえば、私は幼少の頃から本が好きで、小学校の時には図書館の本を全部読んでしまった事があったっけ。 一番好きな小説は「メルヴェン・パージェス」のダンデライオン。 一番好きな映画は「風と共に去りぬ」「ステラ」  生まれ変わったらまずミトコンドリアになってからそのまた来世くらいに小説家もしくは 脚本家になりたいなぁなんて想像を膨らませています。

金井(美)

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